Junko Morimoto
About/プロフィール
Profile
森本 淳子 博士(農学)
Junko MORIMOTO, Ph.D
出身地:京都市左京区、鴨川のそば
家族:夫、息子(小学生)、娘(保育園)
特技:木登り、水泳、早寝早起、京都弁
苦手:人の名前を覚える、京都の夏
略歴
北海道大学大学院農学研究院准教授。日本学術研究員、
慶應義塾大学SFC 政策・メディア研究科の助手・講師、
北海道大学農学部講師を経て現在に至る。
2004年 日本緑化工学会論文賞
2006年 日本造園学会研究奨励賞
2010年 北海道森林管理局奨励賞
✿道民歴10年
2006年4月に札幌に移住したので、道民になり早10年経過したことになります。子供たちはすっかり道産子ですが、私の意識はやっぱりいつまでたっても関西人。小さい頃に過ごした環境は、大人になってみる環境の判断基準になっています。
私の場合は、山のコバノミツバツツジが終わるころ、鴨川沿いにソメイヨシノとレンギョウとユキヤナギが咲きそろう風景が「春」。京都では3月末~4月にあたります。5月になって、ようやく札幌にも「春」がやってきました。
ちょっと残念なのは、関西の里山では普通にみられるミツバツツジ節の花が北海道でみられないこと(日高ミツバツツジは絶滅危惧種で3株しか残されていないという噂)。節属は違うものの、花の様子がとても似ているのがエゾムラサキツツジです。自然界では少なくなっているものの、簡単に栽培されるようになり、よく庭木になっています。
しかし、北見市温根湯に、天然記念物に指定されている大きな自然群落があるときき・・・ついに行ってきました!ところがまさかの積雪、一面の紅色のはずの斜面が、真っ白・・・!冷たい雪山とツツジの組み合わせは、関西人には想像もつかない風景でした。道民歴10年で知る、おそるべし北海道。
(2016年5月)