攪乱とSalvage Logging の国際シンポ-ツアー編
2012年サイクロンで発生した風倒地で行われている施業比較実験と、米国東部で問題になっている森林の種組成変化に関する研究サイトを視察してきました。
1)風倒後の再生-シカの影響とsalvage logging の影響を分離する野外実験
広大な風倒地で、SLの有無×Deer Fenceの有無で4通りの処理区を設けていました!
2)米国東部の落葉樹林の種組成変化の原因に迫る
林床にオークが更新せず、代わりにポプラやブナが増えている問題について、fire suppression, gap dynamics, deer browsingの3つの影響を想定していました。火入れやdeer fenceの設置など、野外実験で解明していこうというスタンスです。まだプロジェクト進行中でしたが、Fire intensity とGap sizeの増加は植物種の多様性を上げるが、browsingの影響下では種の多様性を下げるという中間報告がされていました。